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山崎豊子『沈まぬ太陽』モデルに見る日本航空の病巣!一度破綻をしてJALも今は改心をしたのか

 

WOWOWでしか未だドラマが作れない『沈まぬ太陽』

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 今回、ドラマとして初めて制作をされているWOWOWの沈まぬ太陽。

未だテレビドラマを地上波では作れていない。

発表当時は日航からの反論もあり、映画になったのも渡辺謙主演で相当後になってからだ。

 

この小説は山崎豊子の作品の中でも日本では大企業が強い文化の中でなかなか作品とすることができなかった。

 特にテレビの場合は、スポンサーとなることが多いのが航空会社。

この関係から未だ作れないのだろう。

 

しかし、一度破綻をしたJALの力は相当落ちていると思われる。

 

 

当時、週刊朝日に連載をされて大反響

2000年当時、山崎豊子が連載をしていたのが週刊朝日だった。

 これはすごい反響により、JAL側から反発を食らったのだ。

 

実際に内部の人間から全く事実と違うと主張をされていた。

週刊新潮にって、御巣鷹山の部分に関して反論記事を掲載をすることになった。

 

日本航空が山崎豊子に脅迫まがい文を送ったとされている。

JALは、営業上甚大な影響がでていると抗議をしたのだ。

 

日航の経営者に対する批判は強くなった。

最大の原因は、小説の主人公・恩地が左遷をされていたことは事実。

モデルとされている人物は存在をしており、僻地勤務を10年強いたことは反論の余地がないのではないだろうか。

 

こういった反響もあり、200万部のベストセラーとなった。

 

あくまでも小説

山崎豊子の小説は実在の人物や会社を舞台としていることが多い。

それゆえに、おもしろいのだが。

ノンフィクションであるとは言えないので、訴訟となると微妙なのだ。

 

仮に事実だったとしても、これはこれで難しい。

 今となっては、それほど偉大な作品であるとは想像できない。

 

日本ではどうやっても企業に関する小説は色々なことで問題になることが多い。

そのことを考えると、今の時代に山崎豊子のような小説家はいなくなってしまった。

 

今後も、沈まぬ太陽のような作品が登場するのか新しい作家を待ちたい。