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創作の極意と掟 筒井康隆の小説作法のような話でおもしろい

 

創作の極意と掟

 不思議な作家・筒井康隆氏。

あまり大作家から評価をされていないような涼宮ハルヒやオールニードユーキルなども評価をしている作家。

 

ある意味、年齢はもう大家ですが新しいことへの探究心が強い作家だと思います。

また、文章読本よりも非常に分かりやすい文章や小説論だと思いました。

 

プロ作家ってこう考えているのか

本書では色々と書いてありますが、破綻というのはおもしろい。

破綻にはこのようなものがあるようだ。

ストーリーの破産 書かれるべきことが書かれていない

首尾結構の破綻 前半と後半での話が違う

中断

結末の破綻

外庭状況の破綻

作者自身の破綻

 

他には話の展開は序破急か、起承転結しかないという。

これはどれだけ長い間小説家をやっていても新しい型はなかなかないということのようです。

 

文章を書いていて、気になるのが語尾。

同じような語尾であることへ気を遣うというのはプロでもどうやら同じようだ。

ダンダンと経験をしていき、徐々に自然にできるようになるとあります。