「歴史ドラマと時代考証」大河ドラマの時代考証ってどうやっているのか?
歴史ドラマと時代考証
この本、すごい面白かったです。
しかし、大変なのが大河ドラマって時代考証が間違っていたらすごいクレームが来るとか。
マニアにとっては耐え難いのでしょうが、ドラマである以上おもしろい場面も必要で。
なかなか、この部分を勘案してやっていくのが大変みたいですね。
時代考証はちょっとおもしろい
戦国時代には、絶対という言葉がない。
そして、家族という言葉もないとか。
なるほど~と思います。
現代は当たり前のフレーズも時代が変われば全く使えない。
季節も、旧暦と今の暦では違う。
太陰暦と太陽暦というものです。
したがって、文献で4月とあれば現代では5月。
桜も散っている時期ということです。
演出上は、桜吹雪ができないということになります。
信長公記や武功夜話というのが出てきます。
信長公記は知っていましたが、武功夜話というのは偽書だとされていますが。
同時に信長公記よりも詳しく書いてあるというものがあるようです。
こういった文献が次々と出てくるというの世の常。
今後も、歴史解釈というのは変化するのでしょう。