「時代小説が書きたい」 時代小説の時代考証などどうやっているのか
時代小説が書きたい
すごく面白かった!
時代小説や歴史小説を書いている人ってこうやって調べて書いているのかと。
しかし、同時に自分で書けるかと言えば別。
時代考証について細かく調べてというので、相当大変。
さらに、漢文などの昔の書物に当たるということでハードルが高い。
好きな人なら間違いなくいいんでしょうね。
最近では、高速参勤交代など一部の歴史小説や時代小説以外は司馬遼太郎のような大家しか読まないのですが。
どうやら、この感覚は合っているようです。
書籍で参考&面白かったところ
時代背景年表を作るそうです。
書きたいと思う時代を年表にして、時代考証をしっかりと固めるとか。
歴史小説と時代小説の違い
歴史小説は、決まったストーリーを描く。
時代小説は、設定に登場人物が登場をする。
マンガで言えば、るろうに剣心なんかは時代小説ですね。
面白いのが歴史小説や時代小説は、ずっと売れ続けているとか。
司馬遼太郎などの一部作家の作品ばかりだと。
しかし、他の小説は新刊が出たら売れるピークだと。
逆に言えば、息が長いと言えます。
時代小説は明治時代以前を指すそうです。
つまり、明治の話は時代劇ですね。
著作権の関係から一次資料を当たることを著者は推奨をしています。
しかし、古文・漢文を読むというもので。
これは慣れが必要でしょうね。あと、勉強も。
参考としては、学習研究社「歴史群像」、新人物往来社「歴史読本」、吉川弘文館「人物業書」などがあれいいとか。
国史大辞典(吉川弘文館)重宝するとか。
しかし、これ結構高額です。
寛政重修諸家譜
人名辞典ですべての元ネタとなっているようです。
次に、日本の古書を集めて分類をしたもの。
群書類従
大日本史料
しかし、値段がすごい高い。
服装などについては、近世風俗志がいいとか。
大体、これが元ネタになって本が刊行されているようです。
逆に言えば、古文や漢文を読めればいいのでしょう。
あと、旧漢字なんかも読めたらいいということで・・・。
さながら国語学者です。